オンライン英会話でなかなか上達できずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「別のやり方が自分にはあってるのかな…?」
このように悩んでしまうと、継続がしにくくなりますよね。
これからの学習の参考になれば幸いです。
オンライン英会話で上達しない原因
まずはオンライン英会話で上達しない原因をご紹介します。
- 自分のレベルにあったレッスンを受けていない
- 学習時間が足りていない
- レッスンの時間を決めていない
- 受け身のレッスンをしている
- 予習や復習をしていない
- 基礎力が足りていない
以下でそれぞれ解説します。
原因①:自分のレベルにあったレッスンを受けていない
それぞれ次のような理由があります。
- レッスンの内容が理解できないまま進んでしまう
- 理解するまでレッスンが進まず、時間が経過していく
- 新たに学んだ単語や表現の使い方がわからないまま終わってしまう
- 知っている単語はフレーズばかりで新しい学びが少ない
- レッスンに飽きてしまい、継続ができない
オンライン英会話で上達するための、最も重要なポイントは継続です。
継続するために、自分に最適なレベルのレッスンを受講しましょう。
原因②:学習時間が足りていない
自分のレベルにあったレッスンを受けても、学習時間が足りなければ上達はしません。
「学習時間(量)が大事」であることは英会話に限らず、ほかのスキル習得でも同様です。
- 難関資格のために毎日10分しか勉強しない
- プロを目指すスポーツ選手が、週に1回しか練習しない
- 筋肉を増やしたい人が月に3回しかトレーニングしない
量が足りなければ上達を感じにくいでしょう。
早期の実感を目指すなら、オンライン英会話を週に5回以上は受講しましょう。
原因③:レッスンの時間を決めていない
「空いた時間」でレッスンを受けようとする人は、上達しません。
その理由は次の3点です。
- 生活の中で、30分間のレッスン時間は急に空かない
- レッスンの優先順位が低く、スマホなどの誘惑に負けやすい
- 「いま受講する」と決断する必要があり、ストレスがかかる
仕事でも「時間が空いたら会議をしよう」とはなりません。
あらかじめ時間と場所を決めるので、その時間に会議が始まります。
原因④:受け身のレッスンをしている
上達しにくい人は、レッスンを「受け身」で受講しているケースも多くあります。
「受け身の受講」とは具体的には次のような受け方です。
- 講師と教材を読んでいるだけ
- わからないことに対して質問しない
- フリートークで会話のキャッチボールができない
- 同じような一問一答を繰り返している
- 知っている言葉だけで会話をしている
このような受け方では「毎回同じような話しかしていない…」と感じて、すぐに伸び悩みます。
結果としてレッスンに価値を見出せずに、挫折してしまいます。
原因⑤:予習や復習をしていない
オンライン英会話のレッスンは、スポーツに例えると練習試合です。
試合に出る選手は、練習(予習)や試合後のふり返り(復習)を必ずやります。
オンライン英会話で上達を目指すなら、予習復習を欠かさずにやりましょう。
原因⑥:基礎力が足りていない
会話の基礎力が足りていない人は、オンライン英会話での上達は難しいです。
前述の通り、オンライン英会話は練習試合です。
例えばテニスでラケットの振り方やルールを知らないと、試合はできません。
レッスンを受講してみて、次のような課題がある場合は、まずは基礎力を強化しましょう。
- レッスンで講師の話していることが全くわからない
- 挨拶など基礎的な内容でも言葉に詰まってしまう
- 初級レベルの教材に書かれている内容が理解できない
オンライン英会話で上達するための具体的な方法
ここからは、オンライン英会話で上達するための方法をご紹介します。
結論からお伝えすると「学習の効率(質)」と「学習の継続(量)」が上達に必要です。
具外的には次の通りです。
- 現在の英会話力を測定する
- レッスンの予習復習をおこなう
- 日本人講師から学ぶ
- 学習の目的を明確にする
- レッスンの受講時間を固定する
- 仲間と一緒に学習する
以下でそれぞれ解説します。
学習効率①:現在の英会話力を測定する。
そのため、レッスンの受講よりも先に自分の英会話力を測定することが重要です。
測定方法には、次のようなものがあります。
- スピーキングテストを受験する
- スクールの英語力診断を受ける
- コーチングスクールの無料カウンセリングを受ける
多くのオンライン英会話スクールでは、無料のスピーキングテストや、講師による英語力診断を受けられます。
またはコーチングスクールの無料カウンセリングでも、自分の弱点とやるべき学習が明確になるためおすすめです。
最初に英会話力を測定し、自分にあった効率的な学習で上達を目指しましょう。
学習効率②:レッスンの予習を必ずおこなう
予習はレッスンの主体性を高めます。
その理由は以下の通りです。
- 事前にレッスンの大枠を把握できる
- 新しく学ぶフレーズがわかり、練習ができる
- わからないことを講師に質問する準備ができる
復習もレッスンの理解度を高めるため重要です。
短期間での上達を目指すなら予習と復習の両方をやるべきです。
学習効率③:日本人の講師から学ぶ
特に初級者には、日本人講師のレッスンがおすすめです。
日本人から受講するメリットは以下の4点です。
- わからないことも気軽に質問できる
- 学んだ英文法やフレーズの理解が深まる
- 講師のフィードバックが正確に理解できる
- レッスンの心理的ハードルが下がる
外国人講師の場合、話している内容がわからずに沈黙が続いてしまうとモチベーションが下がります。
日本人講師のレッスンが受けられるサービスは、以下をご参照ください。
学習の継続①:目標を設定する
学習を継続するために、具体的な目標を設定しましょう。
具体的な目標は「SMARTの法則」に沿って設定すると、達成しやすくなります。
SMARTとは、以下の頭文字を組み合わせたものです。
SMARTの法則 | 詳細 |
---|---|
Specific(具体的) | 達成したい目標を具体的に示す。 |
Measurable(測定可能) | 数値で達成度合いを測れるようにする。 |
Achievable(達成可能) | 現実的に達成可能な目標を設定する。 |
Relevant(関連性) | 自分の仕事や趣味と関係のある目標を設定する。 |
Time-bound(期限) | 目標達成までの期限を決める。 |
これらの5つの要素がそろうと目標達成の確度が高まります。
例えば次の2つの目標を立てた場合、後者のほうがより具体的でやるべきことが明確になります。
- 英語を話せるようになる(具体的ではなく、学習内容が不明瞭)
- 海外事業部に異動するため、1年以内にTOEICスコアを150点アップさせる(具体的で、やるべき学習が明確)
学習の継続②:レッスンの受講時間を固定する
レッスンはなるべく毎回決まった時間に受講しましょう。
時間を固定すると次のようなメリットがあります。
- 学習の習慣化
- レッスンの先延ばしの防止
- 頭の切り替えによる集中力と学習効率の向上
- 「いつ受講するか」を決断するストレスの軽減
学校の授業には時間割があります。
「次の時間は英語」と決まっているため、頭の切り替えや事前の予習も容易です。
一方で大人の場合は、自分自身で受講時間を決める必要があります。
学習の継続③:仲間と一緒に学習報告をする
一緒に学習する仲間と、お互いに報告をすることも継続のポイントです。
学習の大敵は「孤独」です。
独りの学習では、「今日は疲れたから…」など自分への甘えが出やすくなります。
予約したレッスンを、理由もなくキャンセルしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
理由は次の3点です。
- お互いに励ましながら学習ができる
- サボりそうなときに、仲間の目が気になる
- 「今日も学習ができた」と達成感につながる
「あの人が頑張ってるから自分もやらなきゃ!」と、良いプレッシャーを感じながら受講でき、継続しやすくなります。
オンライン英会話で上達しない人の特徴と対処法のまとめ
今回はオンライン英会話で上達しない原因と対処法をご紹介しました。
オンライン英会話は便利で手軽な一方で、上達には「学習の効率」と「学習時間」の両方が重要です。
ご紹介した方法を1つでも取り入れて、目標達成を目指していきましょう!