データサイエンティストの平均年収の相場は高い低い?1000~2000万は目指せる?

経営上の意思決定支援を目的として、大量のデータを解析するデータサイエンティスト。本記事ではデータサイエンティストの平均年収の相場について、高いか低いかします。本記事を読むことで、1,000万~2,000万円の収入を目指せるかわかりますよ。

  • 2023年8月18日
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データサイエンティストの平均年収の相場は高い低い? 1000~2000万は目指せる?

「データサイエンティストの平均年収の相場は高い?低い?」

「1,000万円以上の収入を目指せるって本当?」

本記事では上記の疑問を抱えている方に向けに、データサイエンティストの年収について調査しました。

将来も安定して稼げるかどうかについても触れていますので、データサイエンティストを目指されている方にお役に立ちます。

データサイエンティストの年収まとめ
  • 平均年収は557.5万円
  • 最低600万円~最高1,000万程度の求人が多い
  • 未経験やスキルなしの場合は300万~400万円台のことも

データサイエンティストの平均年収

TECH I.S.

画像引用元:データサイエンティストコース | プログラミングスクール | サポートが手厚いテックアイエス

では早速、データサイエンティストの平均年収を見ていきましょう。

データサイエンティストの平均年収
  • 平均年収は557.5万円
  • 最低600万円~で求人を募集している企業が多い
  • 最高条件1,000万円超を提示している企業も多い
  • アメリカでの年収中央値は約1,413万円

1つずつ解説します。

jobtag:557.5万円

厚生労働省の職業情報紹介サイトjobtagによると、データサイエンティストの平均年収は557.5万円です。

令和4年賃金構造基本統計調査による全職業の平均年収は311.8万円のため、データサイエンティストの平均年収は高い水準にあるといえます。

最低600万円~で求人を募集している企業が多い

求人サイトdodaにおいて、データサイエンティストを募集している企業30社をピックアップし、年収の最低条件を調査したところ、次のようになりました。

dodaにおけるデータサイエンティスト年収の最低条件
  • 400万円台:6社
  • 500万円台:4社
  • 600万円台:16社
  • 700万円台:3社
  • 800万円台:1社
  • ※2023年8月7日時点

最低額で600万円台を提示している企業が最も多い結果となりました。

最低額でも600万円とは、かなり高待遇なことがわかりますね。

最高条件1,000万円超を提示している企業も多い

同様に求人サイトdudaにおいてデータサイエンティストを募集している企業の最高年収を調査したところ、以下の結果となりました。

dodaにおけるデータサイエンティスト年収の最高条件
  • 900万円台:6社
  • 1,000万円台:12社
  • 1,100万円台:2社
  • 1,200万円台:3社
  • 1,300万円台:3社
  • 1,500万円台:1社
  • 1,600万円台:1社
  • 1,800万円台:1社
  • 2,000万円台:1社
  • ※2023年8月7日時点

最高年収については、1,000万円程度を最高年収として提示している企業がもっとも多くなっています。

さらに1,000万円以上を提示している企業も存在するため、確率は高くはないものの、1,000万円超えの収入を得られる可能性もあるといえます。

アメリカでの年収中央値は約1,413万円

データサイエンティストの海外での平均年収についても触れましょう。

米国労働統計局(BLS)によると、2021年5月時点でのデータサイエンティストの年収中央値は100,910ドル(約1,413万円)です。

下位10%の人は59,430ドル(約425万円)、上位10%の人は167,040ドル(約2,340万円)です。

日本企業よりも給与水準が高くなっており、より高待遇を目指すのあれば、アメリカで就職するのもひとつの方法です。

※1ドル=140円として計算

データサイエンティストの平均年収が高い理由

TechAcademy

画像引用元:データサイエンスをスクールで勉強/受講者数No.1 | テックアカデミー

データサイエンティストの平均年収が高い理由は、たくさんのスキルを高度に求められるため、職につける人が希少だからです。

データサイエンティストは、以下の業務を行います。

データサイエンティストの主な業務
  • モデリング
  • モデルが適切かどうか検証
  • 構築したモデルの実装
  • 反復的にモデリング・分析を行う

モデリングには、統計学や数学を深く理解している必要がであります。

また分析するにあたってプログラミングの知識が必要です。

また「データの数値がビジネス上どんな意味をもつか」を知る必要があるため、ビジネスの構造を理解する能力や、担当者からヒアリングできる能力も必要となるでしょう。

さらにデータサイエンス分野の国内外の論文を読み、新たな技術を常に把握しておく必要もあります。

データサイエンスの分野において、深い知識とその知識を実用できるレベルのスキルが必須であり、このレベルを満たしている人材はかなり希少といえます。

データサイエンティストの平均年収を左右する5つの要因

キカガク

画像引用元:データサイエンス実践コース | あるべき教育で人の力を解放する – キカガク

データサイエンティストの平均年収を左右する要因を見ていきましょう。

データサイエンティストの平均年収を左右する5つの要因
  • 学歴
  • データサイエンスのスキル
  • ビジネス力
  • チームリーダー経験の有無
  • 経験年数

1つずつ解説します。

学歴

データサイエンティストは、大学卒業程度(学士)の学歴が求められます。

一部の事業者においてては、大学院卒(修士)か大学院卒(博士)の学歴が求める場合があり、より高い学歴の方が優位といえます。

なお専攻する学科は、以下のケースが多いでしょう。

データサイエンティストの専攻学科
  • 統計学
  • 数学
  • 情報工学
  • コンピューターサイエンス

ただし、中には学歴を不問とする求人もあります。

データサイエンスのスキル

データサイエンスのスキルの高さも、年収に大きく影響します。

データサイエンティストに求められる知識
  • 数学
  • 統計学
  • プログラミング
  • データ分析
  • ビジネスを理解する能力

データサイエンティストは基本的に、上記のスキルを兼ね備えた状態でしか採用されないケースがほとんど。

ですが中には学歴や経歴、スキル不問でデータサイエンティストを募集している企業もあります。

スキルや学歴を不問とする企業の場合、高い年収は望めないケースが多いでしょう。

ビジネス力

データサイエンスのスキル以外には、一定レベルのビジネス力が求められます。

データサイエンティストのビジネス力(例)
  • 扱っているプロジェクトにおけるビジネスの構造と課題がわかる
  • 分析スキルをもたない人に対し、分析結果をふまえたビジネス上の推奨事項をわかりやすく伝えることができる

データサイエンスとビジネスを俯瞰的に見れる視点が求められます。

チームリーダー経験の有無

リーダーとしてチームを率いた経験をもつ方は、分析者をまとめてプロジェクトを運営できる人材です。

技術力とマネージメント力の両方を兼ね備えた人材は希少であり、高く評価される可能性が高いでしょう。

経験年数

データサイエンティストとして働いた経験年数が長いほど、年収は高くなる傾向があります。

アメリカ版indeedによると、1年未満の経験をもつデータサイエンティストは104,947ドルなのに対し、3年~5年の経験をもつデータサイエンティストは142,998ドルの年収を得るとされています。

上記の例では、経験年数が長いことで約36%年収が上がっています

アメリカの事例ではありますが、日本でも同様の傾向があると考えてよいでしょう。

データサイエンティストは今後も安定して稼げる?

データミックス

画像引用元:データサイエンス 総合講座一覧 – datamix

データサイエンティストの将来性については、次のとおりです。

データサイエンティストの将来性
  • 求人は増加している
  • スキル・未経験可の求人が増えて全体の年収を押し下げる可能性がある

ひとつずつ解説します。

求人は増加している

米国労働統計局(BLS)によると、データサイエンティストの求人は、2021年~2031年にかけて、36%増加する見通しです。

36%という数値は、他の職種と比べてかなり速い増加率といえます。

データサイエンティストの受け皿がなくなってしまうという心配はなさそうです。

スキル・未経験可の求人が増えて全体の年収を押し下げる可能性がある

2017年4月から2019年6月までの約2年間において、データサイエンティストの求人数は7.5倍に急増している一方、年収は95%に減少しました(※)。

年収が下がった理由は、データ分析した経験がある人や経歴やスキルをもたない人でもデータサイエンティスト職として募集されるようになったからです。

募集条件が緩やかな場合に提示される年収は300万~400万円台になる場合もあり、データサイエンティスト全体の平均年収をさらに押し下げる可能性があります。

高い年収で募集されているケースでは、従来どおり、データサイエンティストとしてのスキルや経験年数が要件となっています。

上記のケースは狭き門であるため、高い年収を維持できるでしょう。

※出典:出典:マーケ系ミドルは平均年収753万円 データ系求人は7.5倍に-日経クロストレンド

まとめ:データサイエンティストの年収

まとめ
データサイエンティストの年収についてまとめると次のとおりです。

データサイエンティストの年収まとめ
  • 平均年収は557.5万円
  • 最低600万円~最高1,000万程度の求人が多い
  • 未経験やスキルなしの場合は300万~400万円台のことも

データサイエンティストの求人では、最高年収1,000万円以上を提示している企業も少なくありません。

ただスキルのレベルによって年収は大きく異なり、スキルを持たない方の場合は300万円~400万円台になるケースもあるでしょう。

データサイエンティストとして高い収入を得るには、募集要件のハードルが高い企業へ就職する必要があります。

この記事を書いた人
codyのライター。OA機器の法人営業を12年経験。中小企業に対し、基幹システムやサーバー、ビジネスフォン、Webサイトを納めてきました。社内SEとお客さまの橋渡し役だったため、技術的なことをわかりやすく噛み砕いて説明するのが得意。会社員時代に初級シスアドとファイリング検定の資格を取得しています。

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