プログラミングが学べる小学生向けアプリ・ゲーム・ソフト

更新日:2025年5月21日

公開日:2025年5月21日

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小学生向けの無料でプログラミングが学べるゲーム・アプリ・ソフト9選

小学生のプログラミング学習の必修化に伴い、子ども向けにさまざまなプログラミング学習アプリが提供されています。

本記事では、小学生向けの無料でプログラミングが学べるゲームやアプリを厳選して9つ紹介します。

それぞれの特徴を紹介しますので、お子様に合ったアプリを選択できますよ。

nak(編集長)
編集長
ショーケース プラスは、株式会社ショーケース(東証スタンダード:3909)の広告・メディア事業本部が運営。当カテゴリではおすすめのプログラミングスクールや、各プログラミングスクールの情報を随時更新中です。
この記事の要点
  • プログラミングを学ぶメリット・デメリット
  • 小学生向けのプログラミングを学べるゲーム・アプリ・ソフト解説
  • 小学生向けプログラミングスクールの紹介

小学生のプログラミング教育が必修化

小学生のプログラミング教育が必修化

小学校におけるプログラミング教育の必修化は、平成29年(2017年)3月に文部科学省が改訂した新学習指導要領に基づいて決定されました。

ア 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段
の基本的な操作を習得するための学習活動
イ 児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために
必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動

引用元:新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)P.2

この改訂により、2020年度(令和2年度)から全国の小学校でプログラミング教育が必修化されることが正式に定められました。

プログラミング教育の主な狙いは、次の2つです。

  • デバイスの基本的な操作方法を習得
  • 論理的思考力を身に着ける

文字入力やデバイスの操作を通じて、コンピューターの基本的な使い方を学んでいきます。

また、論理的思考力を養い、問題解決能力を向上させることも目的としています。

プログラミング能力自体は重要ではなく、プログラミング学習を通じて養われる論理的思考力が最も重視されています。

小学生がプログラミングを学ぶメリット4つデメリット2つ

小学生がプログラミングを学ぶメリット4つデメリット2つ

小学生がプログラミングを学ぶことで、どのような効果や課題があるのかを見ていきます。

上記について、詳しく解説します。

メリット1:論理的思考力を養える

プログラミングを学ぶことの最大のメリットは、論理的思考力を養えることです。

具体的には、「求める結果に必要なステップがわかる」「エラーが出たときに矛盾した点や抜け漏れを見つけられる」などが可能になります。

論理的思考力は、プログラミング学習からのみ鍛えられる能力ではなく、パズルやゲームなどからも習得可能です。

プログラミングなら、急速に進展する情報化社会に対応できるITリテラシーの向上も同時に実現できるため、一石二鳥です。

メリット2:問題解決能力の向上

論理的思考力が育つことで、複雑な問題を分解し、解決できるようになります。

たとえば、算数の複雑な文章問題をひとつずつ分解し、順序だてて考えられるようになります。

毎日の宿題をスムーズに終わらせるスケジュールを立てる際にも有効です。

メリット3:デジタル技術への理解度が上がる

プログラミング学習によってコンピューターやインターネットに触れる機会が増えると、デジタル技術への理解度が向上します。

デバイスの操作方法や文字の入力方法はもちろん、トラブルが起きた場合の解決方法も習得するようになるでしょう。

これらの経験は、必要な情報を検索したり、危険を回避したりする方法を習得する際のデジタルスキルの土台となります。

メリット4:創造力の向上

プログラミング学習サービスのなかには、自分の描いた絵を動かし、物語やゲームを創作できるものがあります。

デジタル上で創作することで、子どもの創造力の向上が期待できます。

デメリット1:視力の低下

プログラミング学習は子どものさまざまな能力を伸ばますが、ディスプレイを長時間凝視し続けることで、視力の低下を招いたり、姿勢が崩れたりするデメリットがあります。

子どもの視力を守るには、以下のようなルールを守らせることが大切です。

  • 画面から30cm以上離れて利用する
  • 30分に1回は遠くを見る(20秒間)
  • 夜間はディスプレイの輝度を下げる

参考:-1人1台端末の時代となりました-ご家庭で気をつけていただきたいこと(保護者用) (PowerPoint:640KB)

デメリット2:家庭でのフォローが難しい

多くの保護者はプログラミングの知識がないため、子どもがプログラミング学習につまづいた際にフォローが難しいという問題があります。

家庭で学習をフォローする場合は、あらかじめ保護者の方もプログラミング方法について習っておく必要があるでしょう。

学習時間の確保が難しい場合は、学校や塾、プロブラミングスクール等にフォローを任せてしまうのも一案です。

【無料】小学生向けのプログラミング学習ゲーム・アプリ・ソフト9選

【無料】小学生向けのプログラミング学習ゲーム・アプリ・ソフト

ここでは、小学生向けのプログラミング学習サービスを紹介します。

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

Scratch(スクラッチ)

Scratch(スクラッチ)

画像引用元:Scratch – Scratchについて

  • 特徴:世界的に有名な子ども向けプログラミング言語
  • 運営者:アメリカの非営利団体Scratch財団
  • 利用できる環境:Webブラウザ
  • 対象年代:8歳~16歳

Scratch(スクラッチ)は、ブロックをドラッグ&ドロップすることでプログラミングをうものです。

200以上の国と地域、70以上の言語に翻訳されて使用されており、世界的にメジャーな言語のひとつといえます。

簡単な操作でアニメーションやゲームを作成でき、作成したものを世界中のユーザーと共有することができます。

主に8歳以上の子ども向けに作られていますが、プログラミングの初学者にも人気があります。

Scratch Jr(スクラッチジュニア)

Scratch Jr(スクラッチジュニア)

画像引用元:スクラッチジュニア – ホーム

  • 特徴:文字が読めなくても直感的に操作できる
  • 運営者:アメリカの非営利団体Scratch財団
  • 利用できる環境:iOS、Android、FireOS
  • 対象年代:5歳~7歳

Scratch Jr(スクラッチジュニア)は、Scratchの簡易版で、5歳~7歳を対象としたものです。

直感的に操作できるインターフェイスになっており、文字が読めなくても利用できます。

タブレット専用のサービスとなっており、iOSやAndroid端末のほかFireタブレットでも利用可能です。

Viscuit(ビスケット)

Viscuit(ビスケット)

画像引用元:ビスケット viscuit | コンピュータは粘土だ!!

  • 特徴:手書きイラストを動かす
  • 運営者:合同会社デジタルポケット
  • 利用できる環境:iOS、Webブラウザ
  • 対象年代:年中~小学6年生

Viscuit(ビスケット)は日本人によって開発された、ビジュアルプログラミング言語です。

手書きのイラストを動かすことでプログラミングを学んでいきます。

Viscuit(ビスケット)は「何をしたいか」に焦点を当てており、「モノをどう動かすか」という視点で学ぶScratchとはこの点で異なります。

学校や塾等の教育機関に提供されていますが、2025年5月現在は個人向けの提供はありません。

Springin‘(スプリンギン)

Springin‘(スプリンギン)

画像引用元:スマホでゲームがつくれるアプリ Springin’(スプリンギン)

  • 特徴:物語やゲームを創作して他のユーザーと共有
  • 運営者:(株)しくみデザイン
  • 利用できる環境:Android、iOS、Windows(教育機関向け)
  • 対象年代:小学生~

Springin‘(スプリンギン)は、日本企業による、クリエイトに特化したプログラミング学習サービスです。

物語やゲームを創作し、ユーザー同士で作品を共有したり、コンテストで競ったりする機能があります。

教育機関向けのサービスと個人向けのサービスの2種類を展開。

個人向けのサービスでは、主にスマートフォンでの利用を前提としており、iOS端末やAndroid端末の専用アプリから利用します。

Hour of Code(アワーオブコード)

Hour of Code(アワーオブコード)

画像引用元:Hour of Code Japan

  • 特徴:子ども向けの1時間のプログラミング入門講座
  • 運営者:非営利団体Code.orgとAmazon等のパートナー企業
  • 利用できる環境:Webブラウザ
  • 対象年代:5歳~

Hour of Code(アワーオブコード)は、コンピュータサイエンス分野への参加者を増やす目的で始まった1時間の入門講座です。

1時間でプログラミングを学べるオンライン教材が集まっており、好きなコンテンツを選んで学習を始められます。

アメリカ発のサービスなので、ディズニー系やマインクラフトなどのアメリカ製コンテンツが豊富。

子どもが特定のキャラクターを好きな場合は、ぜひチェックしてみてください。

Code.org(コード ドット オルグ)

Code.org(コード ドット オルグ)

画像引用元:Computer Science Curriculum for Grades K-5 | Code.org

  • 特徴:アメリカ発の子ども向けプログラミング教材プラットフォーム
  • 運営者:非営利団体Code.orgとAmazon等のパートナー企業
  • 利用できる環境:Webブラウザ
  • 対象年代:5歳~

Code.org(コード ドット オルグ)は、アメリカの財団によって運営されている、無料のプログラミング教材プラットフォームです。

基礎からアプリ開発までのレベルに応じた教材が掲載されており、子どものレベルに応じて適切な教材を選択できます。

日本語訳された教材も豊富にあり、日本人も問題なく利用できます。

MakeCode micro:bit(メイクコード マイクロビット)

MakeCode micro:bit(メイクコード マイクロビット)

画像引用元:Microsoft MakeCode for micro:bit

  • 特徴:小型コンピュータ基盤(マイコン)を用いたプログラミング
  • 運営者:マイクロソフト
  • 利用できる環境:Webブラウザ、Windowsアプリ
  • 対象年代:小学校低学年~高校生

MakeCode micro:bit(メイクコード マイクロビット)は、「micro:bit」という手のひらサイズのコンピュータ基盤を使ったプログラミング学習プラットフォームです。

Webブラウザでプログラミングし、デバイスに転送します。

LED点灯やセンサー制御などがデバイスに反映され、デバイスのリアルな動きを制御できますよ。

利用する場合は、「micro:bit」(2025年5月現在3,000円程度)を手元に準備しましょう。

プログラミングゼミ

プログラミングゼミ

画像引用元:プログラミングゼミ

  • 特徴:キャラクターを動かすことによるプログラミング学習
  • 運営者:DeNA
  • 利用できる環境:Windows、Mac、Android、iOS、FireOS、Webブラウザ
  • 対象年代:小学校1年生~3年生

プログラミングゼミは、株式会社ディー・エヌ・エーによる子ども向けプログラミング学習サービスです。

キャラクターを動かして遊びながらプログラミングを学習できます。

さまざまな環境に対応しており、Webブラウザ、モバイル端末のほか、Fireタブレットにも対応しています。

教育版マインクラフト(無料体験)

教育版マインクラフト(無料体験)

画像引用元:Minecraft Education のレッスン | Minecraft Education

  • 特徴:ゲーム内でブロックを並べてプログラミングする
  • 運営者:マイクロソフト
  • 利用できる環境:Windows、Mac、Android、iOS
  • 対象年代:7歳以上

マインクラフトは、自分の思い通りの世界を作り、冒険できるゲームです。

教育版マインクラフトとは、コンシューマー向けのマインクラフトに、教室管理機能やゲーム内プログラミング機能などを搭載したものです。

ブロックを並べることでプログラミングでき、即座にゲームに反映させることができます。

主に学校や民間塾向けに提供されていますが、無料デモ版は個人での利用ができるようになっています。

本格的に学ぶなら小学生向けプログラミングスクールもあり

項目QUREOQUREOTech Kids SchoolTech Kids School
スクール
QUREO(キュレオ)LITALICOワンダーN Code LaboTech Kids Schoolロッボクラブ
授業通学オンライン通学オンライン(講義)通学オンライン(講義)通学オンライン(講義)通学オンライン(講義)
入会金教室により異なる16,500円11,000円0円11,000円
料金教室により異なる
授業料を確認する
形式により異なる
料金詳細を見る
14,300円/月~
料金詳細を見る
20,900円/月~
料金詳細を見る
13,800円~
料金詳細を見る
概要小学生・子どもOKの
本格プログラミングスクール。
教室数国内No.1
ロボット・AI・ゲーム・
デジタルファブリケーションなど
さまざまなITスキルを学べる
小中高校生向け。
オンライン・通学を選べて
本格的実践的プログラミングを学べる
設立10年の実績。
オンラインでも学べる
子ども向けプログラミング
小学生向け。英語でプログラミングやロボット、3Dモデリング、電子回路設計などを学べる
詳細公式HPを見る公式HPを見る公式HPを見る公式HPを見る公式HPを見る

プログラミングを小学生が本格的に学ぶなら、小学生向けのプログラミングスクールがおすすめです。

子ども向けのプログラミング学習サービスを利用する場合、子どもがわからないシーンでは、保護者によるフォローが必要です。

ですが、保護者の多くはプログラミングに詳しくありません。

そのため、子どもに質問されたら、検索して正解を探す必要がでてきます。

また、検索しても問題を解決できない場合も考えられ、その場合は子どもの学習も一時的にストップしてしまいます。

一方、プログラミングスクールを利用すれば、子どもがつまづいたりわからないことがあったりした場合に、プロの講師がフォローしてくれます。

子どももストレスなく学習を進めることができ、保護者もフォローのために時間をとられることがありません。

以下の関連記事に子ども向けのおすすめプログラミングスクールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人
codyのライター。OA機器の法人営業を12年経験。中小企業に対し、基幹システムやサーバー、ビジネスフォン、Webサイトを納めてきました。社内SEとお客さまの橋渡し役だったため、技術的なことをわかりやすく噛み砕いて説明するのが得意。会社員時代に初級シスアドとファイリング検定の資格を取得しています。