iPhone 14 Pro Maxのディープパープルを発売日にゲットし、約2週間使い倒しました。
実際に使う事で、スペック表を見ただけではわからないメリットやデメリットが見えてきました。
本記事では、iPhone 14 Pro Maxの実機レビューと、実際に使ってわかったメリット・デメリットについて解説します。
その他のおすすめiPhoneランキングはこちらからご確認ください。
- 発売日は2022年9月16日(金)
- 価格は164,800円〜
- A16 BionicでAntutuスコア約95万点
- デザインは大きな変化なし
- 広角カメラは約4,800万画素
- 無劣化ズームは2倍と3倍
- アクションモードで手ぶれ軽減
- iPhone史上最大のバッテリー性能
- 便利な常時表示ディスプレイ
- Dynamic islandはアプリを選ぶ
トップ画像引用元:Twitter
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- 対象のSIM(au ICカード/eSIM)のみご契約で、au PAY 残高へ最大15,000円相当(不課税)を還元
iPhone 14 Pro Maxの発売日・価格

画像引用元:iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxを購入 – Apple(日本)
iPhone 14 Pro Maxの発売日と本体価格は、下記のとおりです。
- 発売日:2022年9月16日(金)
- 本体価格:164,800円~
iPhone 14 Pro MaxはApple Storeのほか、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルから発売されています。
また、家電量販店等でも販売していますよ。
中古スマホ(認定リユース品)ならお得にiPhone 14 Pro Maxへ機種変更できる
すでに2世代前のモデルとなったiPhone 14 Pro Maxですが、キャリアが品質を保証する「認定リユース品(中古スマホ)」であれば、新品よりも手頃な価格で購入できます。
中古スマホは外装やバッテリーの点検・交換が行われ、一定期間の保証も付属するため、初期状態に不安がある方でも安心して利用を開始できます。
費用を抑えつつ信頼できる大画面かつ高性能のiPhoneを選びたい方にとって、iPhone 14 Pro Maxの認定中古品は非常に魅力的な選択肢といえます。
中古スマホのdocomo CertifiedならiPhone 14 Pro Maxも在庫あり!
iPhoneを安く乗り換えたい方はもちろん、ハイスペック、大画面の中古スマホを探している方にもおすすめなのがdocomo Certifiedです。
ドコモが基準を満たした中古スマホのみを扱っているため、コンディション面での信頼性が高い点が特徴です。
- 新品より価格の安い中古スマホを購入できる
- バッテリー残量80%以上の端末のみ販売
- 外装クリーニング済みで見た目がきれい
- 安心の30日保証つき
- ケータイ補償サービス・smartあんしん補償に加入可能
特に強みは価格の安さです。中古スマホ市場でも人気のiPhone 14 Pro Maxも、docomo Certified対象モデルであればキャンペーン併用で手頃に入手できます。
たとえばiPhone 14 Pro Maxも非常に購入しやすい価格帯で提供されています。
| 製品 | ランクA+ | ランクA | ランクB |
|---|---|---|---|
| iPhone 14 Plus 128GB | 乗り換え:60,500円 5G WELCOME割- 22,000円適用の場合 | 乗り換え:55,000円 5G WELCOME割- 22,000円適用の場合 | 乗り換え:49,500円 5G WELCOME割- 22,000円適用の場合 |
| iPhone 14 Plus 256GB | 在庫なし | 乗り換え:59,400円 5G WELCOME割- 22,000円適用の場合 | 乗り換え:53,900円 5G WELCOME割- 22,000円適用の場合 |
| iPhone 14 Plus 512GB | 在庫なし | 在庫なし | 在庫なし |
※ドコモに乗り換えで5G WELCOME割適用
※表示金額は、特に記載のある場合を除きすべて税込みです。
※機種本体の正式な価格は契約状況によって異なるため、購入手続きに進まれた後にご確認いただけます。
Apple正規サポートが利用できるかどうかは中古スマホの状態に依存するため、購入前に確認が必要です。
- 外装に細かなキズがある可能性
- 付属品(ケーブル・イヤホン等)は付属しない
- OSが最新でない場合がある(アップデート可能)
中古スマホの外観は個体差があるため、気になる方は状態確認をおすすめします。
中古iPhone 14(無印)ならau Certified(認定中古品)でお得に機種変更!

中古スマホでiPhoneへ乗り換えるなら、au Certified 機種変更おトク割が最適です。
例えばau Certified iPhone 14 128GBなら、スマホトクするプログラム適用で実質負担額47円で利用可能です。
KDDIが品質を認定した中古スマホのため、人気のiPhoneを安く、かつ安心して購入できます。
- 新品より本体価格が安い中古スマホを選べる
- バッテリー残量80%以上を保証
- 専門業者による検査・データ初期化済み
- 30日間の無償交換サポート付き
- iPhoneはApple正規サービスで修理可能
- 有料補償オプションを選択可能
特に魅力なのは中古スマホとしての価格の安さです。値崩れしにくいiPhoneシリーズでも、au Certifiedとauの機種変更キャンペーンを併用すれば、iPhone 14 Plusをより安価に入手できます。
たとえば人気のモデルiPhone 14も、お得な価格帯で購入可能です。
| 製品 | 販売価格 | 機種変更※ | 乗り換え(MNP)※ | 新規※ | 購入ページ |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone 14 | 128GB:99,000円 256GB:109,000円 | 128GB:44,047円〜 256GB:49,500円〜 | 128GB:47円〜 256GB:5,500円〜 | 128GB:33,047円〜 256GB:38,500円〜 | 公式サイトへ |
| iPhone 14 Pro | 128GB:119,000円 256GB:131,000円 | 128GB:55,000円〜 256GB:58,300円〜 | 128GB:22,000円〜 256GB:25,300円〜 | 128GB:44,000円〜 256GB:47,300円〜 | 公式サイトへ |
| iPhone 13 | 128GB:在庫なし256GB:77,000円 | 128GB:在庫なし 256GB:36,300円〜 | 128GB:在庫なし 256GB:3,300円〜 | 128GB:在庫なし 256GB:25,300円〜 | 公式サイトへ |
| iPhone 13 mini | 128GB:61,000円 256GB:在庫なし | 128GB:27,547円〜 256GB:在庫なし | 128GB:47円〜 256GB:在庫なし | 128GB:16,547円〜 256GB:在庫なし | 公式サイトへ |
| iPhone 13 Pro | 128GB:86,000円 256GB:92,000円 | 128GB:40,700円〜 256GB:42,900円~ | 128GB:7,700円〜 256GB:9,900円~ | 128GB:29,700円〜 256GB:31,900円〜 | 公式サイトへ |
| iPhone SE(第3世代) | 64GB:47,000円 128GB:54,000円 | 64GB:22,047円〜 128GB:27,547円〜 | 64GB:47円〜 128GB:5,547円〜 | 64GB:16,547円〜 128GB:48,500円〜 | 公式サイトへ |
さらに、認定中古スマホであれば、端末状態によってはAppleの正規サポートを利用できることも安心材料です。
- 中古スマホのため外装に小キズがある場合がある
- 充電器やイヤホンなどの付属品は付属しない
- OSが最新でない場合がある(アップデート可能)
外観の細かなキズは保証対象外のため、中古スマホ特有の特性として理解しておくと安心です。
SoftBank Certified(認定中古品)もiPhone 14がお得
「SoftBank Certified」は、ソフトバンク独自の基準で整備された中古スマホ(中古iPhone)を提供するサービスです。
新品よりリーズナブルな価格で品質の安定したiPhone 14へお得に機種変更できます。
- 整備・クリーニング済みの中古スマホを提供
- 初期不良には無償対応
- 動作確認済み端末のみ販売
- 最大48回分割払いに対応
- iPhoneはApple正規サービスで修理可能
- 有料保証オプションを追加可能
| 製品 | 販売価格 | 乗り換え(MNP)※ | 購入ページ |
|---|---|---|---|
| iPhone 14 128GB | 79,200円 | 39,624円 | 公式へ |
| iPhone 14 Pro 128GB | 101,520円 | 57,648円 | 公式へ |
| iPhone SE (第3世代) 64GB | 31,680円 | 9,696円 | 公式へ |
| iPhone 13 128GB | 41,760円 | 19,776円 | 公式へ |
| iPhone 13 Pro 128GB | 85,200円 | 63,216円 | 公式へ |
SoftBank Certifiedの中古スマホは、外観チェックやクリーニングを行い、バッテリー残量80%以上の端末のみを選定。
購入後30日以内の初期不良であれば無償交換の対象となります。
さらに、有料のあんしん保証パックCertified(月額550円)に加入すれば、中古スマホで不安になりやすい故障や水濡れにも対応し、Apple正規修理も利用可能です。
- 付属品は同梱されない(中古スマホの特性)
- AppleCare+は利用不可
- 販売モデルが限定される場合がある
中古スマホでも安心して長くiPhone 14を使用したい方は、有料オプションの加入も検討すると良いでしょう。
iPhone 14 Pro Max外観レビュー

ここからは、iPhone 14 Pro Maxのより基本的な部分を見ていきましょう。
まずはiPhone 14 Pro Maxの外観です。
iPhone 14 Pro Maxの箱はいつもどおりのシンプルなデザイン。
今回入手したカラーは、iPhone 14 Pro Maxの中でもダントツの人気を誇るディープパープルです。
付属品はいつもどおり

付属品は上記画像のとおり。
iPhone本体に加え、ステッカーやSIMスロットピン、Lightningケーブルなどが同梱されています。
ディープパープルは光の加減で色が大分変わる

発売前から何かと話題になっていたiPhone 14 Pro Maxの新色「ディープパープル」。
その色を存分に味わえるのはつや消し加工が施されている背面ですが、一見するとかなり黒っぽく見えます。
ほんのり紫がかっていて、これはこれは美しいですね。

光が当たる角度を変えると、より深い紫色が浮かび上がってきます。
このように、iPhone 14 Pro Maxのディープパープルは常に同じ色ではありません。光が当たる角度によって色味が変わっていきます。
とはいえ、どの色味も落ち着いていますし、つや消し加工の手触りも相まって、高級感に溢れていますよ。
iPhone 14 Pro Maxの外観をチェック!
今度はiPhone 14 Pro Maxの側面を見ていきましょう。

サイドの素材はステンレススチール。
背面のつや消し加工とは異なり、かなり光沢感のある素材です。その違いがまた面白いですね。
ただし、指紋がとにかく付きやすいというデメリットも。
このあたりは従来モデルから変わっていませんね。

逆サイドにはモード切り替えスイッチと音量調整ボタン、SIMスロットが並んでいます。こちらもほぼいつもどおりのボタン配置です。

上部側面は何もありません。

下部側面には、スピーカーとLightningコネクタが搭載されています。

これまでノッチだったディスプレイの上部分はパンチホール型に。

パンチホール部分の右側には、インカメラが埋め込まれていました。
なお、iPhone 14 Pro Maxの新機能である「Dynamic island」を使えば、この部分にアプリの情報などを表示できます。

カメラの出っ張りもチェックしてみましょう。
上の写真のとおり、カメラの土台も大きければカメラレンズもかなりの厚さです。
iPhone 14 Pro Maxを地面に落としてしまった場合、まず傷つくのはこのカメラではないでしょうか。
ケースなどでしっかりと保護したいですね。
iPhone 14 Pro Maxのサイズと重さ

iPhone 14 Pro Maxのサイズと重さは下記のとおりです。
- ディスプレイサイズ:6.7インチ
- 本体サイズ:高さ160.7mm×幅77.6mm×厚さ7.85mm
- 重さ:240g
iPhone 14 Pro MaxはiPhone史上最も重く、240gあります。
筆者もポケットに入れて持ち歩いてみましたが、いつでも存在感を感じられるくらいズッシリとしていました。
そのまま体をひねると遠心力すら感じられます。
また、ディスプレイサイズも6.7インチと大型であるため、片手での操作はほぼ不可能です。
上の画像はiPhone 14 Pro Maxを筆者が左手で持ったものですが、持つことはできても操作できるほどの余裕はありませんでした。
iPhone 14 Pro Maxは「気軽に持ち歩けて片手でラクラク操作」というスマホではありません。むしろ最もかけ離れた位置にいる機種と言えるでしょう。
携帯性を求める方にはあまり向いていません。
iPhone 14 Pro Maxスペックレビュー

画像引用元:Apple公式サイト
続いて、iPhone 14 Pro Maxのスペックを詳しく見ていきます。
- 最新のA16 Bionic搭載
- 5G対応
- メモリは6GB
- バッテリー性能が優秀
| iPhone 14 Pro Maxのスペック | |
|---|---|
| 画面サイズ | 6.7インチ |
| 本体サイズ | 高さ:160.7mm 幅:77.6mm 厚さ:7.85mm |
| 重さ | 240 g |
| アウトカメラ | 広角:4,800万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 |
| インカメラ | 1,200万画素 |
| ストレージ | 128GB 256GB 512GB 1TB |
| CPU | A16 Bionic |
| 認証 | Face ID (顔認証) |
| 防水 | IP68等級 |
| 5G対応 | ○ |
| カラー | スペースブラック シルバー ゴールド ディープパープル |
A16 BionicはiPhone 14 Proシリーズだけ!
最も大きな特徴は、最新CPUである「A16 Bionic」が搭載されている点でしょう。
iPhone 14とiPhone 14 PlusはiPhone 13 Proシリーズと同じ「A15 Bionic」を搭載しているため、この点はiPhone 14 Pro Maxの大きなアドバンテージとなっています。
iPhone 14 Pro MaxのAntutuベンチマークは下記のとおりです。

スコアは95万点以上とかなりの高得点。
なお、他のiPhoneのAntutuスコアは下記のとおりです。
- iPhone 14 Pro Max:950,497
- iPhone 14:約800,000
- iPhone 13 Pro Max:約800,000
- iPhone 12 Pro Max:約640,000
- iPhone SE(第3世代):約734,000
「スペックは前機種とあまり変わらない」と噂されていたiPhone 14 Pro Maxですが、実際はiPhone 13 Pro Maxよりも約15万点も高い結果に。
スタンダードモデルであるiPhone 14との差もほぼ同じです。
iPhone 14 Pro Maxの処理能力の優秀さがよくわかりますね。
メモリは6GB
Appleは公表していませんが、ベンチマークアプリを使用するとiPhoneのメモリ容量が判明します。
その結果によると、iPhone 14 Pro Maxのメモリ量は6GBです。
- iPhone 14 Pro Max:6GB
- iPhone 13 Pro Max:6GB
- iPhone 12 Pro Max:6GB
- iPhone 14:6GB
- iPhone 13:4GB
- iPhone SE(第3世代):4GB
前機種のiPhone 13 Pro Maxも同じく6GBでした。
また、iPhone 14も6GBです。
バッテリー性能を実測!
iPhone史上最高のバッテリー性能を持つと言われるiPhone 14 Pro Max。
ここでは下記の条件でバッテリー性能を実測してみました。
- YouTubeアプリで2時間視聴
- 画質は720p
- 音量半分
その結果、iPhone 14 Pro Maxの電池消費は約7%でした。
同条件で計測した他のiPhoneシリーズの結果は以下のとおりです。
- iPhone 14:9%消費
- iPhone 13 Pro:13%消費
- iPhone 12 Pro:24%消費
- iPhone SE(第3世代):26%消費
こうして比較すると、やはりiPhone 14 Pro Maxのバッテリー性能は優れていることが分かります。
あくまで1つの目安に過ぎませんが、iPhone 14 Pro Maxの電池持ちはかなり進化しているのではないでしょうか。
MagSafeにも従来どおり対応
iPhone 14 Pro Maxは、MagSageにもしっかり対応。
最大15WのMagSageワイヤレス充電も可能です。ワイヤレスでも素早く充電できます。
また、別売りの20W以上のアダプタを使用すれば、30分で最大50%の急速充電も可能です。
iPhone 14 Pro Maxのカメラをレビュー

画像引用元:Apple公式サイト
Proシリーズの目玉の1つであるカメラ性能について見ていきましょう。
- 約4,800万画素の広角カメラ(ƒ/1.78絞り値)
- 約1,200万画素の超広角カメラ(ƒ/2.2絞り値)
- 約1,200万画素の3倍望遠カメラ(ƒ/2.8絞り値)
- 無劣化ズーム倍率は2倍と3倍
iPhone 14 Pro Maxは、広角・超広角・望遠のトリプルカメラです。
画素数も広角カメラは約4,800万画素とかなり高め。
iPhone 13 Pro Maxの広角カメラは約1,200万画素ですので、大きく進化していることがわかりますね。
iPhone 14 Pro Maxの広角カメラで撮影

上の画像は、iPhone 14 Pro Maxの広角カメラで撮影したものです。
かなり暗い雨の日の撮影でしたが、しっかり光を取り込んでくれました。ディテールもしっかり保持しています。
iPhone 14 Pro Maxの無劣化ズームで撮影

次は2倍ズームでの撮影です。
iPhone 14 Pro Maxの2倍ズームは、広角カメラで4,800万画素の写真を取り、それを倍にズームして1,200万画素の写真を切り取っています。
つまり、カメラ側が自動でいろいろと処理しているわけですが、その影響によるノイズはほとんど出ていませんし、ディテールもしっかり保持していました。
暗い雨の日だったにもかかわらず、明るさも良好。かなり優秀です。

こちらは望遠カメラによる3倍光学ズームの写真です。
明るさが広角カメラよりも強い印象がありますね。ズームのノイズもなく、細部までしっかり表現されています。
この品質で2倍・3倍ズームを切り替えられるのは、かなり使い勝手が良いです。
iPhone 14 Pro Maxの超広角カメラ撮影

同じ地点から超広角カメラで撮影してみました。
超広角ならではの歪みはあるものの、細部までしっかり表現できています。
望遠カメラに比べると暗めですが、広角カメラとはほぼ同等の明るさです。とても自然な仕上がりになりました。
iPhone 14 Pro Maxのポートレートで撮影

iPhone 14 Pro Maxのポートレートで撮影しました。
背景が被写体と同じ白系だったため、左側が少しボケてはいます。とはいえ、概ねピントは合っていますね。
今回は被写体としてモノを選びましたが、もちろん人物撮影でも背景はしっかりとぼかせます。
ピントもあっという間に合うので、手軽かつ簡単にきれいなポートレート撮影が楽しめますよ。
iPhone 14 Pro Maxのマクロ撮影

最後はiPhone 14 Proシリーズのみに搭載されたマクロ撮影です。
iPhone 14 Pro Maxは、撮影時に被写体に近づくと自動でマクロ撮影モードに切り替わります。
今回の被写体は同梱されていたSIMスロットを開けるためのピン。
普段何気なく使っているピンですが、拡大してみるとしっかりエッジが立っており、非常に精巧な作りになっていることがわかりますね。
被写体のいつもとは違う一面を切り出してくれるマクロ撮影。カメラがますます楽しくなる機能です。
iPhone 13 Pro Maxから進化した点を解説!

ところで、iPhone 14 Pro Maxは前モデルであるiPhone 13 Pro Maxから具体的に何が進化したのでしょうか?
- 処理性能とグラフィック性能が向上
- メインカメラの有効画素数が約4,800万画素に進化
- カメラセンサーの大型化
- 常時表示ディスプレイの追加
- Dynamic Islandの追加
- 衝突事故検出機能の追加
- バッテリー持ちが向上
まずは、iPhone 14 Pro MaxとiPhone 13 Pro Maxのスペックを比較してみましょう。
iPhone 14 Pro MaxとiPhone 13 Pro Maxのスペック比較
| 項目 | iPhone 14 Pro Max | iPhone 13 Pro Max |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
| 本体サイズ | 高さ:160.7mm 幅:77.6mm 厚さ:7.85mm | 高さ:160.8mm 幅:78.1mm 厚さ:7.65mm |
| 重さ | 240 g | 238 g |
| アウトカメラ | 広角:4,800万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 |
| インカメラ | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
| ストレージ | 128GB 256GB 512GB 1TB | 128GB 256GB 512GB 1TB |
| CPU | A16 Bionic | A15 Bionic |
| 認証 | Face ID (顔認証) | Face ID (顔認証) |
| 防水 | IP68等級 | IP68等級 |
| 5G対応 | ○ | ○(Sub6波のみ) |
| カラー | スペースブラック シルバー ゴールド ディープパープル | グラファイト ゴールド シルバー シエラブルー |
スペック表上での大きな違いは、CPUと広角カメラの画素数くらいです。
それ以外はほとんど同じで、そこまで大きな変化がないように見えます。
しかし実際は、機能面において大きな違いがいくつかあるのです。
処理性能とグラフィック性能が向上
A16 Bionicを搭載しているiPhone 14 Pro MaxのAntutuベンチマークスコアは約950,000です。
対するiPhone 13 Pro MaxのAntutuベンチマークスコアは約800,000。
Antutuベンチマークスコアは1つの目安に過ぎませんが、やはり約15万の差は大きいです。
iPhone 14 Pro Maxの処理性能やグラフィック性能は、前モデルからかなり向上しているということですね。
メインカメラの有効画素数が約4,800万画素に進化
| 項目 | iPhone 14 | iPhone 13 |
|---|---|---|
| 画素数 | 広角:4,800万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 | 広角:1,200万画素 超広角:1,200万画素 望遠:1,200万画素 |
| 静止画撮影 | Photonic Engine | - |
| スマートHDR 4 3倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 6倍の光学ズームレンジ 最大15倍のデジタルズーム 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正(広角・望遠) Deep Fusion 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード ナイトモード LiDARスキャナを活用したナイトモードのポートレート フォトグラフスタイル マクロ写真撮影 Apple ProRAW | スマートHDR 4 3倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 6倍の光学ズームレンジ 最大15倍のデジタルズーム デュアル光学式手ぶれ補正(望遠、広角) センサーシフト光学式手ぶれ補正(広角) Deep Fusion 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード ナイトモード LiDARスキャナを活用したナイトモードのポートレート フォトグラフスタイル マクロ写真撮影 Apple ProRAW |
|
| 動画撮影 | シネマティックモード(最大4K HDR、30fps) アクションモード | シネマティックモード(1080p、30fps) |
| 4Kビデオ撮影(最大60fps) 1080p HDビデオ撮影(最大60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps) 最大4K、30fpsのProResビデオ撮影(容量128GBでは1080p、30fps) マクロビデオ撮影 1080pスローモーションビデオ | 4Kビデオ撮影(最大60fps) 1080p HDビデオ撮影(最大60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps) 最大4K、30fpsのProResビデオ撮影(容量128GBでは1080p、30fps) マクロビデオ撮影 1080pスローモーションビデオ |
iPhone 14 Pro MaxとiPhone 13 Pro Maxのカメラには、以下5つの違いがあります。
- iPhone 14 Pro MaxはPhotonic Engineを搭載
- iPhone 14 Pro Maxの無劣化ズームは2倍と3倍、iPhone 13 Pro Maxは3倍のみ
- iPhone 14 Pro Maxはシネマティックモードで最大4Kまで対応
- iPhone 14 Pro Maxのセンサーシフト光学指揮手ぶれ補正は第2世代
- アクションモードが搭載されているのはiPhone 14シリーズから
最も大きな変化は、無劣化ズーム倍率の追加でしょう。
iPhone 13 Pro Maxの3倍に加え、iPhone 14 Pro Maxでは2倍も選択できます。ズーム撮影の幅が大きく広がりました。
3倍では寄り過ぎてしまうような場面でも、2倍なら丁度良く撮影できるかもしれません。ズームカメラの使い勝手はかなり向上したと言えます。
また、iPhone 14シリーズから低中照度写真を向上させる「Photonic Engine」も搭載されました。
光が少ない場所で撮影した写真をピクセル単位で再加工し、明るくきれいな写真に仕上げてくれます。
カメラセンサーの大型化
iPhone 14 Pro Maxに搭載されているカメラセンサーは、iPhone 13 Pro Maxよりも65%大きくなっています。
カメラセンサーは大きいものほど多くの光を取り込めるものです。
カメラの王様である一眼レフがあんなにも大きい理由は、とても大きなカメラセンサーを搭載しているため。
iPhone 14 Pro Maxの約4,800万画素の写真も、そんな大型センサーあってのものなのです。
常時表示ディスプレイの追加
iPhone 14 Pro Maxのディスプレイは、スリープ状態にしても消えることはありません。
ロック画面の背景が暗くなるだけで、ディスプレイは表示されたままです。
この機能については後ほど詳しく解説します。
Dynamic islandの追加
従来の機種ではノッチだった部分がパンチホール型に変更されたiPhone 14 Pro Max。
それに伴い、パンチホール部分には「Dynamic island」という新しい機能が表示されるようになりました。
本機能についても後ほど詳しく解説します。
衝突事故検出機能の追加
iPhone 14 Pro Maxは、持ち主が乗っている車の事故を検知し、自動で緊急通報サービスに連絡してくれます。
事故検知後は緊急通報サービスへの通報画面に切り替わり、通報の有無を操作可能に。
また、20秒経過後には、iPhoneが自動で緊急通報サービスにつないでくれます。
なお、アメリカとカナダでは、2022年11月から衛星通信による緊急通報を利用できるようになりますが、日本ではまだまだ利用できません。
バッテリー持ちが向上
iPhone 14 Pro MaxとiPhone 13 Pro Maxのバッテリー持続時間は下記のとおりです。
| 項目 | iPhone 14 Pro Max | iPhone 13 Pro Max |
|---|---|---|
| ビデオ再生 | 最大29時間 | 最大28時間 |
| オーディオ再生 | 最大95時間 | 最大95時間 |
ビデオ再生時間は、iPhone 14 Pro Maxの方が1時間長いですね。一方、オーディオ再生時間はどちらも同じです。
iPhone 14 Pro Maxでは、バッテリー性能がわずかながら向上しているようですね。
iPhone14 Pro Maxを使ってわかったメリット

画像引用元:Apple公式サイト
- iPhone 14 Pro Maxは便利なスマホ
- ロック画面編集と常時表示ディスプレイのコンビが超便利!
- Dynamic islandが快適
- カメラのズーム倍率がかなり使いやすい
- バッテリー持ちが良好
筆者はiPhone 14 Pro Maxを発売日に購入しました。本記事を執筆している時点では、購入から約2週間経っています。
iPhone 14 Pro Maxは、発売前からカラーや機能が非常に注目されていましたが、実際に使ってみたら印象が全く違いました。
そこで、ここからは使ってみて初めてわかったメリットをご紹介していきます。
iPhone 14 Pro Maxの購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
iPhone 14 Pro Maxは便利なスマホ
iPhone 14 Pro Maxの特徴は、「便利」という言葉に尽きます。
ご存知のとおり、「Pro」を冠するiPhoneはそのシリーズの最高級モデルです。
ハイレベルな処理性能と、あっと驚くような新機能の数々。「まさにこれぞフラッグシップモデル」という豪華さがありますよね。
しかし、筆者がiPhone 14 Pro Maxを実際に使ってみた思ったのは「便利」だということ。
新機能の「常時表示ディスプレイ」や「Dynamic island」は、人目を引く派手さこそないものの、とにかく便利です。
ロック画面編集と常時表示ディスプレイのコンビが超便利!

上の画像はiPhone 14 Pro Maxのロック画面です。iOS16ではこのロック画面に様々な情報を表示することができます。
日時はもちろん、指定したアプリの情報を表示させることも可能です。筆者は天気とバッテリー情報を表示させています。
ぱっと画面を見ただけで必要な情報を瞬時に確認できるため、非常に便利な機能です。
ちなみにiPhone 14の場合は、スリープ状態になると表示も消失してしまいます。
ロック画面を表示させるには、画面をタップしなければなりません。このひと手間は意外と面倒です。
しかし、iPhone 14 Pro Maxには常時表示ディスプレイ機能があるため、そんな手間はかかりません。
スマホが少し離れた場所にあっても、画面さえ見えれば情報を確認することができます。
なお、スリープ状態になった後でも、情報部分の明るさはほとんど変わりません。
背景だけがかなり暗くなるので、むしろ情報が見やすくなります。
1つの情報インテリアとして機能させることもできますよ。
バッテリー消費はそこまで気にならない
常時表示ディスプレイはとても便利な機能ですが、バッテリー消費が気になってしまいますよね。
そこで、12時間ほど常時表示ディスプレイを使ってみました。
その結果、バッテリーの消費は約10%程度ということが判明。常時表示ディスプレイをオフにしても、12時間後のバッテリー消費は約5%でした。
ほとんど差がありませんね。
常時表示ディスプレイは結構明るいのですが、バッテリーは意外と消費しないようです。
恐らくその理由は、常時表示ディスプレイ有効時にスリープ状態になったとき、リフレッシュレートが1Hzまで落ちるためでしょう。
リフレッシュレートを自在に変更できる「ProMotion」ならではの省電力機能ですね。
Dynamic islandはアプリを選ぶ

Dynamic islandでSpotifyを再生しているときに長押しをすると、詳細情報をチェックできます。

わざわざSpotifyを開かなくても、ホーム画面であらゆる操作ができるのは便利ですね。
下の画像ではタイマーを使用しています。

ホーム画面から残り時間の確認が可能です。また、Dynamic islandを長押しすれば機能が拡張され、一時停止や終了の操作もできるようになります。
このように、アプリをいちいち開かなくても様々な操作を可能にしてくれるのが、Dynamic islandの特長です。
今回取り上げたアプリだけでなく、通話アプリやボイスメモ、AirPodsの接続状況を表示することもできます。
もっとも、「アプリを開けばいいだけの話でしょ?」と言われれば、まさにそのとおりなのですが……。
Dynamic islandは派手さこそないものの、日々の生活を便利にしてくれる機能です。お好みに合わせて使ってくださいね。
カメラのズーム倍率はかなり使いやすい
iPhone 14 Pro Maxのカメラの目玉機能といえば、約4,800万画素まで増えた広角カメラです。
しかし、これよりも推したい機能が筆者にはあります。
無劣化ズーム機能です。
iPhone 13 Pro Maxの無劣化ズームは3倍のみでしたが、iPhone 14 Pro Maxでは2倍にも対応しました。
超広角カメラも合わせれば、0.5倍と2倍、3倍の無劣化ズーム機能を使えます。
等倍だと遠い、3倍だとちょっと近すぎという場面は結構多いもの。今回、丁度良い2倍が加わったことで、ズーム撮影が随分便利になりました。
これらのズーム倍率はワンタップで軽快に切り替えられます。
さらに、被写体にもっと近づけばマクロ撮影も可能です。
写真の出来栄えが素晴らしいのはもちろん、この便利さが筆者にとっては大きなメリットですね。
バッテリー持ちは良好
Appleの発表によれば、iPhone 14 Pro Maxのビデオ連続再生時間は29時間です。
バッテリーが大幅に改善されたと言われるiPhone 13 Pro Maxよりも、さらに1時間長くなっています。
筆者は常時表示ディスプレイに加え、スキマ時間に読書や動画視聴、スマホゲームなどをプレイしていますが、1日外出して帰ってきても20%を下回ったことはありません。
しっかり充電さえしておけば、1日は余裕で持つほどのバッテリー性能です。バッテリー持ちは優秀と言えるでしょう。
また、30分もあれば0%から50%くらいまで充電できます。充電まわりの性能も素晴らしいです。
iPhone14 Pro Maxを使用してわかったデメリット

画像引用元:Apple公式サイト
実際に使用してわかったのはメリットだけではありません。デメリットもあります。
ただ、元々の懸念点がそのままデメリットとして反映されている印象です。
- 「便利さ」に16万円以上払えるか?
- 携帯性は悪い
- ロック画面に表示できる情報が少ない
「便利さ」に16万円以上払えるか?
これは誰もが最初に思うことではないでしょうか。
iPhone 14 Pro Maxの本体価格は、最安のApple Storeですら16万円です。
ドコモ・au・ソフトバンクから買おうものなら、最安モデルの128GBでも20万円以上。
この本体価格の高さは、iPhone 14 Pro Max最大のデメリットと言えるでしょう。
もちろん私は、そのお金を出してiPhone 14 Pro Maxを購入しました。
そして、2週間使って最も強く思ったのは、「非常に便利なスマホ」であるということです。
私自身は、購入したことを全く後悔していません。結局、判断基準となるのは「便利さ」に16万円以上払えるかということでしょう。
スペックだけを求めるのであれば、そこまで大差ないiPhone 14 Plusでも十分かもしれません。
Antutuベンチマーク上は、恐らく10万点以上の開きがあるはずです。しかし、実使用時にその差を感じられるとは思えません。
それほどまでに、iPhone 14 Pro MaxとiPhone 14 Plusの処理性能は最高峰の領域にいるのです。
ただし、常時表示ディスプレイやDynamic island、無劣化ズームなどの機能は、iPhone 14 Proシリーズだけのもの。
これらの機能が欲しいのであれば、iPhone 14 Pro Maxは「買い」ですよ。
携帯性は悪い
iPhone 14 Pro Maxは、iPhone 14シリーズ中で最も大きくて最も重いスマホです。
ポケットに入れると、ズシッとした重量感と存在感があります。
スーツのポケットに入れる場合、最も安定しやすい上着の内ポケットが定位置になることでしょう。
また、片手での操作も非常に難しいです。
外で気軽に使えるスマホではないことは覚えておきましょう。
ロック画面に表示できる情報が少ない
これは、常時表示ディスプレイが便利だからこそ生まれたデメリットと言えます。
ロック画面に表示できるガジェットは、多くても4つまでです。
また、少し大きめのガジェットは2枠分取ってしまうため、表示できる情報はさらに少なくなります。
情報インテリアとしても使えそうなiPhone 14 Pro Max。だからこそ、無意味にいろいろな情報を表示させたいというロマンもあります。
ガジェットの表示数はiOS16が制御している部分なので、今後のアップデートで改善されることを祈るばかりです。
iPhone 14 Pro Maxは買うべき?おすすめ?
本記事ではiPhone 14 Pro Maxの実機レビューや、実際に使ってみてわかったメリット・デメリットについて解説しました。
最後に、iPhone 14 Pro Maxをおすすめできる人・できない人の特徴をご紹介します。
- 最高峰のiPhoneを求める人
- ディープパープルカラーに魅力を感じる人
- 「便利」という言葉に魅力を感じる人
- iPhone 11シリーズ以前のスマホを使っている人
iPhone 14 Pro Maxは、2022年10月時点で最高峰のスペックを持つiPhoneです。
そんな最高峰スペックのiPhoneが欲しい方には、かなりおすすめできる機種となります。
また、新しいカラーであるディープパープルは、前評判どおりの仕上がりです。
キャリアショップなどで確認して魅力を感じた方にも、iPhone 14 Pro Maxはおすすめのスマホと言えます。
さらに、iPhone 14 Pro Maxの新機能は派手さこそないものの、とにかく便利で日々の生活を楽しくしてくれるものばかりです。
この「便利」という言葉に魅力を感じる方には、かなりおすすめのスマホですよ。
Antutuベンチマークで約95万点という高得点をマークしているため、古い機種を使っている方にもおすすめです。
- 本体価格の高さを許容できない人
- 外で気軽に使えるスマホが欲しい人
iPhone 14 Pro Maxの本体価格は16万円以上。3キャリアで購入すれば20万円以上かかります。
「メリットはいろいろあるみたいだけど、価格に釣り合わないな」と感じている方は、購入を控えた方が無難です。
また、本体が非常に重くてサイズも大きいため、外で気軽に使えるスマホを探している方にも不向きでしょう。
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