動画編集者に必要なスキルは、ITスクールに通う以外に独学で身につけることも可能です。
独学で学ぶとITスクールの受講費用を抑えることができ、コストパフォーマンスよくスキルアップできるのがメリット。
そのまま動画編集者として働くことができれば、最小限の投資で安定収入を確保できます。
今回は、独学で動画編集者になる方法を解説します。
動画編集者に必要なスキルや独学にするメリット・デメリットにも触れるので、ご参考ください。
動画編集者に必要なスキル
動画編集者に必要なスキルは、下記の通りです。
- 編集ソフトウェアの操作スキル
- ターゲットや用途に合わせられる編集スキル
- 市場ニーズを理解するマーケティングスキル
独学でもITスクール利用でもスキルの習得は必須なので、まずはスキルの詳細を確認しておきましょう。
編集ソフトウェアの操作スキル
動画編集に欠かせないソフトウェアの扱いを学び、映像のカット・トリミング・BGMや効果音の追加などができるようになるのが欠かせません。
用途に合ったソフトウェアを選ぶこと、時代ごとの最先端ツールを使えるよう知識をアップデートしていくことも必要です。
また、見やすい映像になるよう映像のテンポやリズム感を学び、実際の映像に起こせるよう対策していきましょう。
ターゲットや用途に合わせられる編集スキル
ターゲットの年齢・性別・職業や動画の用途に合わせて、理想的な動画スタイルは変化します。
例えば、小中学生向けの教材動画編集とバラエティー番組用のVTR編集とでは、同じ動画素材を使っていても編集の方向性が大幅に異なります。
どんな動画編集の依頼がきても対応できるよう編集スキルを磨くか、特定の分野における編集スキルだけに突出するか、キャリアをイメージしておきましょう。
市場ニーズを理解するマーケティングスキル
誰にどんな動画が響くか理解するためには、正確なマーケティング調査が必要です。
外部のマーケターに丸任せする企業もありますが、動画編集者自身がマーケティングスキルを持っていると、編集の観点から分析できるのがメリット。
編集会議での発言力が高くなったり、制作物全体の構成を考えられるようになったりすれば、ハイスキルな動画編集者として成長できます。
高収入を稼ぐ動画編集者を目指したい方は、動画編集以外のスキルを伸ばすことも大切です。
独学で動画編集者を目指す方法
独学で動画編集者を目指す方法は、主に下記の2つです。
- YouTubeやUdemyの動画教材を活用する
- 市販のテキストを活用する
いずれも安価に学べる方法なので、自分にとってやりやすい方を選びましょう。
YouTubeやUdemyの動画教材を活用する
YouTubeやUdemyには動画編集を目指す人向けの動画教材が豊富にアップロードされており、誰でも手軽に使えます。
Udemyはコースやカリキュラムによって料金が発生することもありますが、1講座数千円程度なのでITスクールの受講料と比較すれば圧倒的に安いのが特徴です。
ソフトウェアやツールの扱い方を動画でチェックできるので、真似するだけで編集のやり方を
知れるのもポイント。
自宅でも出先でも学びやすく、まさに「時間を場所を選ばない学習法」と言えます。
市販のテキストを活用する
書店やECサイトをチェックしてみると、動画編集に関する市販のテキストが多いことに気が付きます。
動画の構成から具体的な編集法まで体系立てて学べるので、初心者向けのテキストを1～2冊持っておくのがおすすめ。
丸ごと1冊使わずとも、わからないときに辞典代わりに開くなど副次的な活用もできます。
独学で動画編集者を目指すメリット
独学で動画編集者を目指すメリットは、下記の通りです。
- 受講費用がかからない
- 都合のいい時間帯・曜日に学べる
- 指導者との相性を考えなくてよい
多くの人が独学で動画編集者になる理由を探り、自分の理想と照らし合わせてみましょう。
受講費用がかからない
動画編集を独学で学ぶ場合、市販のテキストやYouTube・Udemyなどにアップロードされている動画教材を使うのが一般的です。
ITスクールに支払う高額な受講費用が発生しないため、コストパフォーマンス良く学べるのが大きなメリットとなりました。
受講費用の捻出が難しい学生やフリーター・ニートにも可能性が拓けており、環境に左右されることなく誰でも挑戦できるのもポイントです。
都合のいい時間帯・曜日に学べる
独学であれば自分のペースで学びやすく、ITスクール側の都合に振り回されることがありません。
学ぶ時間帯・曜日も自由なので、本業が忙しい人・生活リズムが不規則な人・子育てや介護で忙しい人でも安心です。
「土日祝日や深夜早朝に学びたい」「本業の繁忙期はほとんどプライベート時間がない」という場合は、無理せず学習を継続させるためにも独学にするのがおすすめです。
指導者との相性を考えなくてよい
一見効率的に見えるITスクールですが、指導者との相性次第ではコストに見合う指導を受けられません。
独学であれば自由に教材を選択できるので、指導者との相性を考える必要がないのがメリットです。
結果、膨大な選択肢のなかから自分に合った学び方を優先でき、ITスクール以上に効率が良いと考える人も多いです。
独学で動画編集者を目指すデメリット
反対に、独学で動画編集者を目指すデメリットもあるので注意が必要です。
- 何から手をつければいいかわからない
- 仕事に役立つスキルが身につかない
- 挫折しやすい
「膨大な時間をかけて勉強したけれど結局挫折した…」という経験にならないためにも、下記をチェックしておきましょう。
何から手をつければいいかわからない
完全初心者から動画編集者を目指す場合、「そもそもどんなスキルが必要かわからない」「何から手をつければいいかイメージできない」など、迷いが多くなります。
勉強のやり方を学ぶ「情報収集」に割く時間が多くなるので、遠回りに感じられることも増えてしまいます。
見切り発車で学習を始めては後戻しすることが増えていくと、いつの間にか学習モチベーション自体が下がることもあるため注意が必要です。
仕事に役立つスキルが身につかない
趣味程度の動画編集スキルは独学で十分身につく可能性が高いですが、仕事で使える実践的なレベルにまで到達できないことがあります。
場合によっては作成したポートフォリオが素人の域を出ず、動画編集者として就職・転職できないまま時間ばかり過ぎることも。
動画編集者として生計を立てていきたい人は、独学だけでは不安が残ります。
挫折しやすい
自由な学習スタイルにできるのが独学のメリットですが、その分自分を甘やかしてしまうことも多くなります。
「今日は忙しいから明日まとめて勉強しよう」と考えてしまい、学習習慣が身につくことなく挫折してしまう方もいるので要注意。
また、学びにつまづいたとき質問できる相手がおらず、孤立してしまうことも増えます。
高いモチベーションを長期間維持できる人には独学が向いていますが、それ以外の人にはある程度強制力のあるITスクールが向いています。
【良い口コミ】独学で動画編集者になった人の声
ここでは、実際に独学で動画編集者になり、活躍している人の体験談を紹介します。
独学でも動画編集者になれるとわかる事例ばかりなので、チェックしてみましょう。
最近外注して思ったこと…
・指示書を理解できない人が多い
・演出者のテロップの色すら間違えてる
・なんかオリジナルを出してくる
・カットが甘い等、どこかのスクール出てるとか言う割に基本ができない人が多い…
そう思うと独学の自分ってだいぶ成長したのかなって思う💦— ともっと@動画編集 (@tomotto0411) August 8, 2023
最近、動画編集始めようとする人が多い！
なんか嬉しい☺今度、旦那さんの妹にpremiereProを教えることに。
独学でpremiereProを手さぐりで勉強して
（まだまだ勉強不足ですが）
人に教えられるようになったんだなぁとしみじみ(´·ω·`)#動画編集者— tama | 動画編集 (@mt_tama_63) August 8, 2023
独学YouTubeで勉強しながら動画編集始めたけど、こんなシーンにしたい！を具現化できたときに脳汁ドバドバ出る
— GINTA (@ilovepomeginta) August 3, 2023
独学で動画編集者になっている人は意外と多く、コツコツ努力すれば成功できる可能性があります。
「独学でやり通せた」という経験そのものが自信につながり、積極的な活動をしている方も多いようです。
【悪い口コミ】独学では動画編集者になれなかった人の声
一方で、独学だけでは動画編集者になれなかったという方もいるので注意しましょう。
独学で挫折した体験談や、ITスクール利用に切り替えた人の体験談を紹介します。
なぜ独学から #動画編集スクール に入って案件が取れるようになったのか自己分析してみました。
・ノウハウ通りに素直に実行した
・営業分はコピペではなく相手に印象づける文にする
・動画編集者としてSNSの発信を継続できている
独学時代は全てできていませんでした。環境大事です。#動画編集Lab— ナオ@新米パパ動画編集 (@nao1988_) August 5, 2023
独学で成果出す人の「独学で大丈夫」は、塾に行かずに良い大学受かったやつの「塾行かなくても大丈夫」と同じだよ。自力で結果出すやつは地頭が良いだけです。それ鵜呑みにして塾行かずに受験勉強しても成績伸びないのは目に見えてるでしょ。とはいえ月5万〜10万達成する程度に数十万も出す必要はない
— あまゆー｜フリーランス動画編集者 (@Amayu_sns) July 31, 2023
何かを学び分からない時や困った時、助けてもらえる環境、 サポートしてもらえる環境 があったからこそ継続できていることもあります。
もちろん独学でも問題ない人もいますが、スクールのような環境は、自分の描いている未来の姿になれる近道ですよ～😄— ゆうと＠動画編集者 (@Yuto1215_) August 8, 2023
「スクールにはスクールの良さがある」という投稿が多く、短期間で効率よく学ぶにはスクールをおすすめする投稿も目立ちました。
また、「独学で動画編集者になれるのはほんの一握り」など、現実の厳しさに関する投稿も確認できます。
完全初心者からのスタートで何から手をつければいいか分からない方は、無理せずスクールを活用するのもおすすめです。
【まとめ】独学で動画編集者になるには必要なスキルの理解が必要
独学でスキルを習得し、動画編集者を目指すことは可能です。
就業に特別な学歴・資格が要らないからこそ誰でも動画編集者になれるので、まずは必要なスキルを理解して学習計画を立ててみましょう。
独学であれば自分の都合に合わせて学習しやすく、コストパフォーマンスも高くなります。
ひとりで学習するのが不安な方は無理せずITスクールを頼るなど工夫し、自分にとっての最適解を見つけるのが大切です。
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