「ソフトバンクの料金が高い」「もっと自由に使えるプランはないかな?」と感じている方に注目されているのが、KDDIのプリペイドサービス「povo2.0」です。基本料金0円から始められ、使いたい分だけトッピングでチャージする独自のスタイルは、自分に合った使い方ができる柔軟さが魅力です。
さらに、今は「MNPワンストップ制度」によって、ソフトバンクからpovo2.0への乗り換えも簡単かつ手間なく実施可能。この記事では、乗り換えるベストタイミングや手続きの流れ、メリット・デメリットを徹底解説します。通信費を見直したい方は必見です。
- SIMロック解除(必要に応じて)
- 楽天モバイルをオンラインで申し込む
- 開通手続き(MNPワンステップ転入)
- eSIM/SIMカードの設定
- APN設定
- データ移行(機種も変更する場合)

※格安SIMのレーティング基準と評価方法はこちらです。
※本記事内の金額は全て税込みです。
※記事内の速度計測はみんなのネット回線速度から引用しています。
※実際の速度についてはご利用の環境によって変動します。
ソフトバンクからpovo2.0に乗り換えのベストタイミングは?
ソフトバンクからpovo2.0に乗り換えるときのおすすめのタイミングについて解説します。
月末での乗り換えが最適
乗り換えに最もおすすめなタイミングは月末です。
なぜならソフトバンクは月の途中で解約しても、1ヶ月分の月額料金が発生するからです。
手続きに時間がかかるケースもあるため、月末ギリギリではなく1週間ほど余裕を持って手続きを始めましょう。
キャンペーン開催時
povo2.0でキャンペーンが開催されているタイミングでの乗り換えもおすすめです。
キャンペーンは予告なく突然終了することもあります。
キャンペーンに魅力を感じたときは、迷わず乗り換えましょう!
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える方法
ソフトバンクからpovo2.0に乗り換えるときに活用する、MNPワンストップとeSIMについて解説します。
- MNPワンストップを使うと手続きが簡単
- eSIMを利用すると即日開通が可能!注意点も解説
MNPワンストップを使うと手続きが簡単
MNPワンストップとは、携帯会社を乗り換えるときに自動でMNP予約番号を発行して手続きに反映する仕組みです。
今までは携帯会社を乗り換えるときに、MNP予約番号を発行してから申し込みの手続きに進む必要がありました。
しかし現在は、MNPワンストップを活用することで、事前にMNP予約番号を取得する手間が省けるようになっています。
乗り換えの手続きは全てpovo2.0の申し込みサイトで完結します。
MNPワンストップを利用することで電話番号そのままでpovo2.0への乗り換えが可能です。
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える際は、MNPワンストップを利用しましょう。
eSIMを利用すると即日開通が可能!注意点も解説
povo2.0を申し込むときは、eSIMの利用がおすすめです。
eSIMとは、スマホに直接ダウンロードできるタイプのSIMカードです。
- 申し込んでから最短即日で開通できる
- 接触不良の心配がない
- 紛失の恐れがない
物理SIMを利用する場合、SIMカードが自宅に届くまで数日間の待ち時間が発生します。
一方eSIMでpovo2.0の申し込むと、タイミングによっては当日中の利用開始が可能です。
物理SIMとは違い、接触不良や紛失の恐れもありません。
とても便利なツールではありますが、いくつか利用上の注意点もあります。
- 誤って削除してしまうとeSIM再発行が必要となる
- eSIMに対応している端末でしか利用できない
- eSIMに対応していない格安SIMもある
eSIMを提供している格安SIMサービスを利用し、eSIMに対応した端末を用意することで初めてeSIMを利用できます。
どちらかが非対応だと利用できないので、注意しましょう。
また、eSIMのプロファイルを誤って削除した場合、eSIMの再発行が必要です。
基本的にどの格安SIMもeSIMの再発行には手数料が発生します。
povo2.0の場合は3,850円と少し高額な手数料が発生するためご注意ください。
ソフトバンクからpovo2.0に乗り換える手順をステップごとに解説
続いて、ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える手順を解説します。
- 必要に応じてSIMロック解除をする
- 必要なものを準備する
- povo2.0をオンラインで申し込む
- eSIM/SIMの開通手続きをする
- APN設定をする【iPhone/Android】
- 機種も変更する場合データ移行をする
手順①必要に応じてSIMロック解除をする
SIMロックとは、スマホを特定の携帯会社でしか利用できないようにかかっているロックのことです。
今利用しているスマホにSIMロックがかかっている場合、SIMロック解除をする必要があります。
ソフトバンクの場合、2021年6月までに発売した機種はSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除の手続きは、My SoftBankから無料でできます。
- My SoftBankにログイン
- 右上の「メニュー」から「契約・オプション管理」を選択
- 「オプション」から「SIMロック解除対象機種の手続き」を選択
- 製造番号(IMEI番号)を入力し、「次へ」を選択
- 「解除手続きする」を選択
Android端末の場合、完了画面に「解除コード」が表示されます。
「解除コード」はpovo2.0乗り換え時の端末側手続きに必要となるので、メモしておきましょう。
手順②必要なものを準備する
povo2.0に申し込むときは、事前に以下のものを準備しましょう。
- 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
- クレジットカード
- 利用する端末
端末は、povo2.0のSIMカードに対応しているものが必要です。
povo2.0公式サイトの「対応端末」から、対応状況を確認しましょう。
手順③povo2.0をオンラインで申し込む
必要書類と利用する端末の準備ができたら、povo2.0の申し込みに進みます。
povo2.0はオンラインサイトから、24時間いつでも申し込みが可能です。
- STEP.povo2.0公式サイトから「お申し込みはこちら」を選択
- STEP.「他社からのお乗り換え」を選択
- STEP.povo2.0のアプリをインストール
- STEP.アカウントを作成してログイン
- STEP.必要情報の入力
- STEP.本人確認書類の撮影と個人情報の入力
- STEP.注意事項に同意して申し込み
- 終了
MNP情報を入力する画面では「MNP予約番号をお持ちでないお客様」を選択しましょう。
MNPワンストップを利用して、ソフトバンクのMNP予約番号を発行する画面に進めます。
povo2.0の申し込みは最短15分程度で完了可能です。
申し込み完了のメールを確認して、審査の結果を待ちましょう。
手順④eSIM/SIMの開通手続きをする
eSIMの場合は、審査が完了するとすぐに開通手続きへ進めます。
一方SIMカードを選択した方は、SIMカードが自宅に届くまで数日間の待ち時間が発生するのでご注意ください。
eSIMのpovo2.0開通手続き方法は、以下のとおりです。
- ソフトウェアを最新にアップデート
- povo2.0のアプリから「eSIMを発行する」をタップ
- 「eSIMの設定」から「eSIMプロファイルのダウンロード」を選択
- 画面の指示に従って「完了」となるまで進む
開通手続きの方法は、利用している機種により少し異なる場合があります。
各端末の詳しい手続き方法は、povo2.0公式サイトの「SIM/eSIM開通のお手続き」から確認しましょう。
開通手続きが完了すると、ソフトバンクは自動解約になります。
手順⑤APN設定をする【iPhone/Android】
開通手続きが完了したら、APN設定を進めます。
APN設定とは、モバイルデータ通信を利用するために必要な設定です。
povo2.0をiPhoneで利用する方は、iOSのバージョンを最新にすることでAPN設定が不要になります。
ただし、もし元々利用していた携帯会社のAPNプロファイルが残っていたら削除しておきましょう。
- 設定アプリから「一般」を選択
- 「VPNとデバイス管理」から「プロファイル」をタップ
- 他社のプロファイルがある場合は「削除」を選択
- 画面ロック解除時のパスコードを入力して削除
Androidを利用している方は、以下の方法でAPN設定を進めましょう。
- 設定アプリから「モバイルネットワーク」を選択
- 画面下部の「詳細設定」から「アクセスポイント名」を選択
- 右上の3つの点を選択して「新しいAPN」を選択
- 「名前」を「povo2.0」にする
- 「APN」を「povo.jp」にする
- 「APNプロトコル」を「IPv4 / IPv6」にする
- 右上の3つの点から「保存」を選択
APN設定の項目は多数出てきますが、設定するのは上記の3つの項目のみです。
ANP設定が完了したら、WiFiを切った状態でネット検索ができるか確かめます。
通話アプリから「111」に発信することで、通話のテストも可能です。
通信と通話が問題なく利用できることを確認しましょう。
手順⑥機種も変更する場合データ移行をする
povo2.0への乗り換えと同時に機種を変えた方は、データ移行が必要です。
データ移行の方法は、利用している機種により異なります。
- iPhone同士:クイックスタート
- Android同士:ケーブルを接続して直接データ移行
- AndroidからiPhone:「iOSに移行」アプリの利用
クイックスタートは、表示された画面に従って待つだけでデータ移行が完了する、最も簡単な方法です。
Google Pixelなどの一部の機種は、クイックスタートに似た方法が利用できます。
どの方法でデータ移行をしても、30分程度で終わることが多いです。
基本的にはデータ移行を始めて待つだけなので、知識や経験がない方でもご安心ください。
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換えるメリット5個
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換えるメリットは、以下の5つです。
- 基本料金0円で節約ができる
- いつでも自由にデータ容量を購入できる
- テザリングが無料で使える
- 手数料無料で乗り換えられる
基本料金0円で節約ができる
povo2.0の最大のメリットは、基本料金が0円で利用できることです。
スマホを利用しない月は月額の支払いがないため、大幅な節約ができます。
ソフトバンクと違い、スマホ代が毎月の大きな固定費になりません。
いつでも自由にデータ容量を購入できる
povo2.0にはトッピングという独自の仕組みがあり、必要なときに利用する分だけデータ容量を購入します。
トッピングはいつでも自由に購入可能です。
例えば数ヶ月分のトッピングをまとめて購入することも、反対に毎月必要な容量だけ購入することも自由自在。
自分の通信量に合わせてスマホ代を調整したい人にはピッタリです。
また、povo2.0は、通話のかけ放題のみをトッピングすることもできるため、データ容量を使わずに通話用としても利用することができます。
通話オプション比較 | 5分かけ放題 | かけ放題 |
---|---|---|
povo2.0 | 550円 | 1,650円 |
ソフトバンク | 880円 | 1,980円 |
ソフトバンクと比較してどちらの通話オプションも、povo2.0の方が月額330円お得です。
通話する機会の多い人はpovo2.0を選ぶことで通信料金の節約につながるかもしれませんね。
テザリングが無料で使える
ソフトバンクでテザリングを利用する場合、プランにもよりますが30〜50GBが上限です。
しかしpovo2.0は、購入したトッピング内でテザリングが無制限で利用できます。
テザリングを利用するためのオプションや申し込みなども必要ないので、デザリング重視の人は見逃せません。
手数料無料で乗り換えられる
ソフトバンクからpovoへの乗り換えでは、契約解除料や事務手数料がかかりません。
かつては2年契約などの縛りがある料金プランが一般的で、更新期間以外に解約すると契約解除料が発生していました。
しかし、ソフトバンクでは2022年2月以降に契約したプランであれば、原則として契約解除料は不要となっています。
また、povoはオンライン専用プランのため、契約時の事務手数料もかかりません。
そのため、ソフトバンクからpovoへ乗り換える際は、余計な費用を気にすることなく、手軽に手続きが可能です。コストを抑えて通信環境を見直したい方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換えるデメリット4個
ソフトバンクからpovo2.0に乗り換えるデメリットについて、事前に確認しておきましょう。
- 電波が悪くなる可能性がある
- キャリアメールが有料になる
- 店舗がないためサポートはオンラインのみ
- 家族割やおうち割の特典が利用できない
電波が悪くなる可能性がある
povo2.0はau回線を利用した格安SIMです。
ソフトバンクとは利用している回線が異なるため、場合によっては電波が悪くなる可能性があります。
通信状況が不安な方は、事前にau回線のエリアマップを確認しておきましょう。
キャリアメールが有料になる
ソフトバンクからpovoへ乗り換える際のデメリットの一つが、キャリアメール(@softbank.ne.jpなど)が使えなくなる、または有料になるという点です。
povoではキャリアメールの提供自体を行っていないため、乗り換え後も引き続きソフトバンクのメールアドレスを利用したい場合は、「メール持ち運び(旧キャリアメール持ち運び)」サービス(月額330円)に申し込む必要があります。
このサービスに加入していない場合、乗り換えのタイミングでキャリアメールは利用できなくなってしまうので注意してください。特に、メールアドレスを長年使っていた方や、登録サービスでキャリアメールを使用している方は注意が必要です。
今後はGmailやYahoo!メールなどのフリーメールに移行するか、有料でキャリアメールを維持するかを事前に検討しておきましょう。
店舗がないためサポートはオンラインのみ
povo2.0はオンライン専用プランです。
ソフトバンクと違い、店舗でのサービスが受けられないため注意しましょう。
家族割やおうち割の特典が利用できない
povo2.0に乗り換えると、ソフトバンクで利用している各種割引は利用できなくなります。
- おうち割光セット
- 新みんな家族割
- PayPayカード割
povo2.0は月額料金が安いため、割引がなくてもソフトバンクより安く利用できる方が大半です。
ただし、ソフトバンクを継続利用する他の家族は、月額料金が高くなる可能性があるため注意しましょう。
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える際の注意点
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換える際の注意点は、以下の4つです。
PayPayポイントの還元率が下がる
意外と見落としがちなのですが、ソフトバンクでペイトクプランを契約している方は解約に特典がなくなります。
もちろんPayPayアプリは今まで通り利用できますが、ペイトク契約特典のポイントは付与されないため注意が必要です。
とはいえpovo2.0はスマホ代が安いため、PayPayポイントの還元よりも大きな恩恵を受けられるでしょう。
LYPプレミアムの無料特典がなくなる
PayPay特典同様、ソフトバンク解約後はLYPプレミアムの無料特典も失効します。
- LINEのスタンプが使い放題
- Yahoo!ショッピングでのポイントアップ
- 会員限定のPayPayクーポン
- LINEのトーク履歴(写真や動画)のバックアップ
- LINEプリ撮り放題
- LINEのサブプロフィール作成
- LINEのアプリアイコン変更
- LINEアプリのフォント変更
- LINE通話の着信音・呼出音設定など
ただし、月額料金508円を支払えばソフトバンク解約後も利用は可能です。
ソフトバンクのキャリアメールが利用できなくなる
ソフトバンクを解約すると、キャリアメールが利用できなくなります。
「@i.softbank.jp」で終わるメールアドレスを日常的に利用する方は、注意が必要です。
ただしキャリアメールも、月額330円を支払えば継続利用が可能となります。
機種代金の分割支払いは継続する
ソフトバンクで機種代金を分割払いしている方でも、povo2.0への乗り換えは可能です。
ソフトバンクを解約することによって機種代金が上がることはありません。
ただし、解約後も機種代金の支払いが継続します。
乗り換えたからといって支払いがなくなるわけではないので、ご注意ください。
ソフトバンクからpovo2.0乗り換えがお得になるキャンペーン
ソフトバンクからpovo2.0乗り換えで利用できるキャンペーンは以下のとおりです。
対象トッピング購入でau PAYが還元されるキャンペーン
他社からpovo2.0に乗り換えた方は、対象トッピングを購入すると購入金額の50%がau PAY残高として還元されます。
2025年7月現在は、有効期間が365日かつデータ容量が48GB以上のトッピングが対象です。
対象のトッピングは月によって変わるため、povo2.0の公式サイトから最新情報を確認しましょう。
通話のかけ放題がお得に利用できるキャンペーン
povo2.0を契約して通話オプションのトッピングを購入した方は、初月分550円相当のau PAY残高を受け取れます。
- 5分かけ放題:550円→実質無料
- かけ放題:1,650円→実質1,100円
SIM有効化から7日間以内限定のキャンペーンです。
通話オプションをトッピングするか迷っている方は、キャンペーンを活用してお得に試すことがおすすめです。
海外ローミング用データがもらえるキャンペーン
8月31日までにpovo2.0を契約した方は、海外で利用できるトッピングを無料でもらえます。
キャンペーンを利用するためには、キャンペーンコードの入力が必須です。
データ容量やキャンペーンコードは国により異なるため、povo2.0の公式サイトから確認しましょう。
ソフトバンクからpovo2.0へ乗り換えに関するよくある質問
ソフトバンクの解約金は発生する?
ただし、月の途中で解約しても月額料金は日割りになりません。
いつ解約しても1ヶ月分の月額料金がかかるため、注意が必要です。
ソフトバンクで利用していた電話番号は引き継げる?
MNPワンストップ制度を利用して、povo2.0に乗り換えましょう。
povo2.0で新しい電話番号を契約したい場合は、申し込みのときに「新規契約」を選択すればOKです。
ソフトバンクで利用していた機種はそのまま利用できる?
povo2.0公式サイトの「対応端末」のページから、利用できるかの確認が可能です。
povo2.0を申し込んでから開通するまでの時間は?
物理SIMだと利用開始まで数日間かかりますが、eSIMなら最短即日で開通できます。
eSIM対応端末を利用している人は、eSIMでの乗り換えを検討しましょう。
povo2.0でキャリア決済は利用できる?
まとめ:ソフトバンクからpovo2.0への乗り換えはeSIMを使うと即日開通ができる
ソフトバンクからpovo2.0への乗り換えは非常に簡単です。
- MNPワンストップが利用できる
- eSIMを利用することで最短即日で手続きが完了する
- 月額料金の大幅な節約が期待できる
- povo2.0は使う分だけトッピングを購入する
- 利用できなくなるサービスには注意が必要
- キャンペーンを活用することでお得に乗り換えができる
ソフトバンクを利用している方がpovo2.0に乗り換えることで、月額料金を節約できます。
ソフトバンク独自のサービスは利用できなくなるため、注意が必要です。
MNPワンストップやeSIMを利用することで、乗り換えにかかる時間を大幅に減らせます。
キャンペーンを活用してお得に乗り換えの手続きをしましょう。